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interview

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社員インタビュー 03

24歳でマネジャー、30歳で新規事業。
課題解決の数が裁量を広げた。

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ウェルビーイング支援事業本部
障害者福祉支援部 部長
健康経営支援部 部長

新卒で大手銀行へ入行。学生時代のインターン経験を機に株式会社エス・エム・エスへ第二新卒として出戻り。介護事業者向け経営支援「カイポケ」のインサイドセールスを担当。その後、マーケティングや営業企画、各部門でのマネージャー職を歴任。2023年10月より、自身で起案した障害者福祉支援領域「かべなし」の事業開発に取り組む。2026年2月より現職。

これまでの経歴と、エス・エム・エスを選んだ理由を
教えてください。

もともとは教師を目指していました。しかし教育について学んでいく中で、次第に自分が本当に関心を持っているのは日本の社会的な要因で発生する教育システムそのものであることに気づき、Edtechの企業でスピード感をもって教育を変えていきたいと思うようになりました。一方で当時は教育をビジネスで解決することの意味がわかっておらず、なかなか就活はうまく行きませんでした。そこで、まず新卒でしか入れないような大企業でビジネスの基礎を積もうと、大手銀行に入行しました。
就活での経験を経て、ビジネスについてとにかく早く理解したいと思い、入社までの1年間でさまざまな企業のインターンを経験しました。その一社がエス・エム・エスだったのです。「カイポケ」のマーケティングを担当するなかで、介護業界のIT化の遅れと人手不足という課題を目の当たりにしました。その構造的な要因が、自分が教育分野で感じていた課題感と重なると気づいたとき、「ここが自分のやりたい仕事の場所だ」と確信しました。
銀行での実務を経て、エス・エム・エスへの転職を決めたのは、社会課題に対してビジネスとしてのスピードと情熱を持って向き合える環境が、ここにしかないと感じたからです。自分が使命感を持って取り組みたいテーマを、事業として本気で解決しようとしている人たちがいることが、私が出戻りという形でもう一度この会社を選んだ最大の決め手でした。

現場での業務を通じて、事業家としての土台をどう築きましたか?

カイポケでのセールス・マーケティングでの経験が私の事業家としてのキャリアの土台になっています。
エス・エム・エスでのキャリアスタートはカイポケのインサイドセールスでした。当時は組織の立ち上げフェーズであり、入社4ヶ月でリーダー、1年でマネージャーという機会を得ましたが、当時はプレイヤーからマネジメントへの視点の切り替えに正直かなり苦労しました。体系的なインプットと実践・失敗を繰り返すなかで、「組織として成果を出すマネジメント」の感覚を早期に自分なりに言語化できたのは非常に重要な原体験です。
またインサイドセールスというポジションは、マーケティングとフィールドセールスの間に位置するため、事業全体を俯瞰する視点を鍛えるのに最も適した場所でした。最も多くの顧客と接する組織として、高い顧客理解を持ちながら、隣接部門との協業を推進しプロジェクトを複数走らせるなかで、「人を巻き込んで成果を出す」ことの重要性を身体で学びました。
その後、マーケティング部門への異動では大胆な戦略の転換と実行の経験を重ねました。当時のマーケティング組織の戦略は狭義のオペレーション改善が中心でしたが、市場・競合・自社を統合した「広義のマーケティング戦略」の立案に取り組みました。また新しい戦略を掲げれば、必要な組織も変わります。そこでマーケティング責任者として採用・組織再建にも正面から向き合い、着任時から2倍以上の規模に組織を成長させた経験は、「戦略は実行して初めて意味を持つ」という確信を深めるものでした。

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新規事業を0から立ち上げた経緯を教えてください。

カイポケのセールス・マーケティングでの経験を積むなかで、次のステップとして「新しいサービスを0から立ち上げ、大きくグロースすること」に挑戦したいと考えるようになりました。ちょうどカイポケの中期経営計画を見直すプロジェクトに参加しており、既存事業の深化に加えて新たな収益の柱が必要だという結論が出たタイミングでした。
上司に「3ヶ月ください」と伝え(実際には半年かかりましたが)、領域選定から詳細な調査・企画まで自分で担いました。その中で参入を決めたのが「障害者福祉」領域です。領域選定は事業の構造の多くを決定づけるため、確信を持つことが不可欠です。そこで全国50件以上の障害福祉事業者・障害者雇用企業・当事者へのインタビューを重ねていきました。
リサーチの中で、近年社会的な認知の変化や診断基準の整備などを背景に障害のある方は増加傾向しており全人口の約10%程度まで拡大していること、市場が黎明期であること、社会的な障壁によって多くの未解決な課題が残存していることから、市場機会は非常に大きいと感じました。またこの領域はエス・エム・エスが産業単位で切り拓いてきた介護領域との親和性が大きく、カイポケ事業・キャリア事業等の事業経験を活かし価値貢献できる最も意義のある隣接領域だと判断したのです。
ただ、調査が進むほど「この事業は本当にエス・エム・エスがやるべきなのか」という問いが重くなっていきました。市場の機会があるだけでは当然参入する理由にはなりません。全社のミッション・戦略との接続、将来的な事業の価値、競争優位の源泉まで何度も問い直しながら企画を磨き、最終的に経営陣への提案を経て「かべなし」の立ち上げに至りました。現在は障害福祉事業者向けSaaS「かべなしクラウド」と障害者雇用プラットフォーム「かべなし求人ナビ」を中心に事業を展開しています。

エス・エム・エスの「ボトムアップの文化」は、具体的にどう現れていますか?

物事がトップダウンで決まることは少なく、一人ひとりがリーダーシップを取れば、立場や役職に関係なくさまざまな取り組みにチャレンジできる文化があります。「課題を自分で設定し、解決策を考え、実行に移す」、そのプロセスが基本であり、役割を与えられてから動くという発想はありません。
この文化を支えているのは、「建設的で誠実な議論」の土壌です。自分のためではなく、組織のため・お客様のためという視点で話す人が多く、社内政治や足の引っ張り合いがありません。フラットに意見を聞くスタンスが根付いているので、多少ラフに意見を交わしても、議論が終わるころには必ず深まった感覚が残ります。上司も「あなたの決定を尊重してフォローします」というスタンスです。入社当初から「これ、中川さんだったらどうする?」と問いかけられる環境だったので、自分で考えることが当たり前になっていきました。
組織の中で影響力を持つために必要なのは、役職ではなく解決した課題の量だと実感しています。自己変革し続けて課題解決できる総量を増やしていくと、巻き込む人が増え、与えられる裁量も自然と大きくなっていく、その循環がエス・エム・エスにはあります。

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若手が大きな裁量を持って挑戦できる「仕組み」や「環境」について教えてください。

私自身、24歳でマネージャー、28歳でマーケティング責任者、30歳で新規事業開発の責任者を経験しました。早期にさまざまな機会を得られたのは、マーケットと会社が成長する中で継続的に新しいポジションが生まれたからです。若手のキャリアにおいて、成長市場・成長企業の中にいることは非常に重要な条件です。エス・エム・エスが相対しているマーケットは、少子高齢化・人口減少という日本の構造的課題に向き合う数少ない成長市場であり、その中で早期から事業を創造する経験が積める点は大きな魅力だと思います。
また、エス・エム・エスは「再現性」を強く追求する文化を持っています。まずはデータの確認と顧客からの一次情報を得て、それをもとに仮説を立てて形にしていく、このプロセスが組織全体で共有されているため、個人の感覚だけに頼ることなく誰もが成果を出しやすい環境があります。たとえばマーケティング責任者として採用を立て直した際も、採用を体系的にインプットし直すところから始めました。経験がなくても、正しく学んで実践するサイクルが組織の中に仕組みとして根付いています。
さらに、社会貢献とビジネスのバランス感覚が高い水準で共存している環境だからこそ、イキイキと働ける点も重要です。サービスを通じてマイナスが0に、0がプラスになっていくリアルな感覚を得ながら働ける。「なぜこの仕事をするのか?」という問いに胸を張って答えられる環境は、ビジネスに没頭する観点で非常に重要な要素だと思います。

今後の目標について教えてください。

まずは障害者福祉プラットフォーム「かべなし」を成長させることで、「障害によって生きづらさを抱える人々のウェルビーイング向上」というミッションの実現を目指していきたいです。
近年「障害は個人に起因するものではなく、社会の側にある」という考え方が浸透してきていますが、現実としては「様々な社会的障壁によって生きづらさを抱えている方々が依然として多数残存している」というギャップを、これまでの一連の事業活動を通じて痛感してきました。
また今後は「障害がある/ないに関わらず、現役世代を生きる私たちの生きづらさや働きづらさを解消し、ウェルビーイング向上に貢献する」というより大きな課題にも貢献していきたいです。
かべなしを通じて障害がある方の就職・定着・活躍に向き合う中で、入社後の「従業員ケアの体制」が整っていないと、なかなか安心して活躍できないという課題にも直面しました。一方で、エス・エム・エスの事業展開の裾の尾は広く、この課題に応えるサービスとして、企業の健康経営を支援する「リモート産業保健」がすでに存在しています。
人口減少社会において、(障害がある/ないに関わらず)現役世代の負担は高まり続けており、メンタル不調や障害によって就業継続や社会参加に壁を抱える人は増加しています。「かべなし」から始まり、ウェルビーイングという領域で複数の事業を有機的につなぎ、現役世代全体の生きづらさ・働きづらさを妨げる壁を解消すること、それが私が目指す次の目標です。

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